大手コーヒーチェーンの出店計画が立ち消えとなっていた静岡市葵区の城北公園の再整備について、市内に住む学生が「若い世代にも魅力のある公園づくりをしてほしい」と市長に要望しました。

静岡市の城北公園の再整備をめぐり、7月22日に静岡市役所の市長室を訪れたのは静岡大学大学院に通う土屋宏斗さん(23)です。

城北公園をめぐっては、市と民間業者が大手コーヒーチェーンのスターバックスを誘致する事業を進めていましたが、樹木の伐採などに地元住民が強く反対し2年前に計画が立ち消えとなりました。

こうした中、土屋さんは「多くの市民が共感でき若い世代にも魅力的な公園づくり進めてほしい」と700人あまりのオンライン署名とともに難波市長に要望しました。

静岡大学大学院1年・土屋宏斗さん:
スタバのみならず城北公園がよくなってほしいが反対の人ももちろんいると思うので、お互い落とし所を見つけられるよう探って、みんなにとっていい公園になればいいと思ってます

スターバックスはすでに出店を辞退していて、土屋さんは若者も心惹かれるカフェのような施設が必要ではと提案しています。

土屋宏斗さん:
もし来ていただけるならスタバがいいが、魅力的な城北公園になってほしいというのが一番の思いです。ドトールでも大丈夫です

難波市長は「要望や署名の重みを受け止める」とし、市民のための公園をどう整備していくか改めて検討する方針です。

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