財務省が発表した2024年上半期の貿易統計によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は3兆2345億円の赤字となった。赤字は6四半期連続だが、去年の同じ期に比べて53.7%縮小している。

アメリカ向けの自動車輸出などが好調で前の年の同じ期に比べ8.8%増加しているのに対し、輸入は0.8%の増加にとどまった。

またあわせて6月の貿易統計も発表され、6月単月の貿易収支は2240億円の黒字となった。

単月での貿易収支の黒字は3ヵ月ぶりで、前の年の同じ月に比べ5倍以上に拡大している。

輸入額は、8兆9846億円と3ヵ月連続で増えたが、その一方で輸出額も、9兆2086億円と、7ヵ月連続で増加したうえ、6月としては比較可能な1979年以降で最大となっている。

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