リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が影響しているとみられる、井戸などの水位低下で、JR東海の担当者が当初岐阜県などに対し「詳しい原因調査は考えていない」などと説明していたことが分かりました。
この問題はリニア中央新幹線のトンネル工事が進む瑞浪市大湫町で、井戸やため池など合わせて14か所で水位の低下が確認されたものです。
岐阜県によりますと発覚する前のことし5月、県や瑞浪市の幹部らが出席する会議で、JR東海の担当者が水位の低下について「トンネル工事が原因と考えている」などと話したうえで、原因究明については「多大な費用と時間を要するため詳しい原因調査は考えていない」と説明したということです。
JR東海は現在トンネル掘削工事を中断していて、6月24日の環境影響評価審査会では工事で水を通しやすい地層を掘削したことで、地下水の流れが変化したことが原因だと推定されるとの見解が示されています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。