アメリカのソフトウエア大手・オラクルが18日、今後10年間で1兆2000億円以上を日本に投資すると発表した。
AI=人工知能の普及で需要が高まるデータセンターの増強や、エンジニアなどの体制の大幅拡充を進める。
地政学リスクの高まりなどにより、サイバーセキュリティの懸念などが広がる中、オラクルは日本での体制を強化することで、重要データや個人情報を海外に持ち出さず、日本国内で管理する「データ主権」の動きに対応する考えだ。
オラクルのサフラ・キャッツ社長は「世界中からサイバー攻撃が相次ぐ中、セキュリティは非常に重要で、99.5%の正確性では、まだ十分ではないと認識している。特に日本ではセキュリティのインフラを強化し、最高品質のサービスを提供し続けるのが重要だ」と述べた。
データセンターを巡っては、2024年に入りマイクロソフトやアマゾンウェブサービスなどアメリカのIT大手が相次いで日本での追加投資を発表している。
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