この時期、多くの社会人が楽しみにしている夏のボーナス。今年は業績の回復などから賞与を増やした企業もある一方、減額せざるを得なかった企業もある。街の人はボーナスを何に使うのか取材した。

“夏のボーナス”使い道は?

名目賃金が上昇する一方で、物価変動を反映した実質賃金が過去最長の25カ月連続で減少する中、低迷する個人消費の回復へ一役買うことが期待される夏のボーナス。

物価高騰などが生活費を大きく圧迫する中、街の人たちは夏のボーナスどのように使うのだろうか。

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街で話を聞くと、「何に使うかまだ決めていないが、どこか旅行とか行けたらいいなと」「好きなブランドのワンピースを買おうと思っている。自分にとっては大きなお金だから、せっかくだったら好きなものをどんと買いたい」などの声が聞かれた。

支給額アップした人も!

民間の信用調査会社・帝国データバンクによると、2024年は85%の企業で夏のボーナスが支給され、そのうち約4割の企業が「従業員のモチベーション維持」などを理由に平均支給額を前年より増やしている。

実際に支給額が上がったという男性は「家族旅行に。ハウステンボスに家族で行ってくる」と笑顔を見せた。

また、「これから子どもが生まれるので、子ども関係の物を買うのに使おうかなと」「子ども2人が大学生でどちらも私立なので学費に。あとは15年くらい使っていたリビングのエアコンをようやく替えた。限界なので」など、ボーナスを家族のために使うという声も多く聞かれた。

ボーナスは「学費」と「エアコン」に

中には「いま家電に使った!洗濯機を買った。あまりに、いまの洗濯機がうるさくて」と、ちょうど家電を購入したばかりだという夫婦も。

一方で、「初めてボーナスをもらった。貯めようと思っていた」と話す新社会人の姿も見られた。

初ボーナスをもらった新社会人も!

自分や家族のために使う人、将来を見据えて貯蓄する人など様々な意見が聞かれたが、夏のボーナスで低迷する個人消費を喚起することができるだろうか。

(NST新潟総合テレビ)

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