(ブルームバーグ): バイデン米大統領が12日に民主党議員グループと開いたオンライン会議で、南カリフォルニア選出のレビン下院議員はバイデン氏に再選キャンペーンを打ち切るよう直接求めた。
同会議について知る関係者によると、サンディエゴ地域を選挙区とするレビン議員は、若いリーダーに道を譲るようバイデン氏に要請した。バイデン氏はその直後、ヒスパニック系議員連盟「コングレッショナル・ヒスパニック・コーカス(CHC)」との会議を終了した。
バイデン氏は、先月行われた共和党のドナルド・トランプ氏との大統領選討論会での惨敗の後、献金者や民主党の政治家からの支持回復に取り組んでいる。
年齢や知的鋭敏さ、11月の大統領選でトランプ氏を打倒する力を巡る懸念が根強い中、バイデン氏に公に選挙戦撤退を求めた民主党議員はレビン氏で19人に増えた。同議員の事務所はバイデン氏との電話会談の詳細は非公開だとしている。
レビン氏は会議後の声明で、バイデン氏の大統領としての業績を「非常に高く評価している」とした上で、「だが、バイデン大統領がバトンを渡す時が来たと思う」と述べ、選挙戦からの撤退を呼びかけた。
バイデン氏の強力な支持者で、同会議に出席したパディヤ上院議員(カリフォルニア州)は報道後にレビン議員のやりとりを確認した。パディヤ議員はレビン氏が同会議でバイデン氏と対立したことに失望したと述べ、バイデン氏の「対応は良かった、彼はプロだ」と付け加えた。
原題:House Democrat Confronts Biden on Call, Seeks His Withdrawal (1)(抜粋)
--取材協力:Christian Hall.
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