日経平均株価が終値で史上初めて4万2000円を超えたことについて、経団連の十倉会長は“もろ手を挙げて喜ぶわけではない”とコメントしました。
十倉雅和会長会見
「諸手を挙げて喜ぶかといえば、必ずしもそうでもなくて、やはりあの為替に助けられた企業業績というのもずいぶんあります」
十倉会長は株高に喜べない理由として、円安によって輸出企業などの株価が押し上げられている点を挙げました。
そのうえで、デフレからの完全脱却などを確実にして「株価の評価を本当に喜べるところにもっていく」必要があるとしました。
その一方で、今年の春闘で大幅な賃上げを実現したことなどで「日本経済が動き始めたという面も評価された」と、ポジティブな見方も示しました。
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