民間の信用調査機関・帝国データバンクによりますと長野県佐久市の井出建設(資本金1000万円)が4月末日に事業を停止し自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。

同社は1932(昭和7)年創業で1973年に法人改組された土木建築工事業者です。

住宅や別荘の新築、増改築、修繕をメインに道路・水路の改良工事、橋梁補修工事、舗装工事なども手がけ1998年9月期には年売上高約2億4500万円を計上していました。

しかし、2011年に不良債権が発生し、銀行借り入れで補填したものの債務負担は増加。その後業績が悪化し、返済条件の変更などでしのいでいましたが2023年9月期の年売上高は約4600万円にとどまり赤字決算が続いていたということです。

財務面も債務超過に陥り資金繰りはひっ迫し、先行きの見通しが立たないことから事業の継続を断念したと見られています。

負債は調査中ですが約5400万円にのぼると見られています。

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