(ブルームバーグ): 半導体受託生産で世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の4-6月(第2四半期)の売上高は、予想を上回る伸びとなった。世界的なデータセンター投資に拍車をかけている人工知能(AI)ブームが追い風となった。
米エヌビディアとアップルの最先端チップの唯一のサプライヤーであるTSMCは10日、6月の売上高が2079億台湾ドル(約1兆300億円)に達したと発表した。これは4-6月の売上高が40%増の6735億台湾ドルとなったことを意味する。予想平均は35.5%増だった。
AI関連データセンター・機器への投資の流れを受け、8日の米ニューヨーク市場でTSMCの時価総額は一時1兆ドルに達していた。
世界中の企業がAIを支援するインフラを構築するため、エヌビディアのチップのようなハードウエアの購入を急いでいる。こうした動きを受け、ウォール街の証券会社はTSMCの目標株価を引き上げている。同社が2025年に顧客に請求する代金の引き上げに動き、利益がさらに拡大する可能性があることを理由に挙げている。
関連記事:
- TSMCの時価総額、1兆ドルに到達-止まらないAIブーム追い風に
原題:TSMC Sales Surge Past Expectations on AI Infrastructure Demand(抜粋)
More stories like this are available on bloomberg.com
©2024 Bloomberg L.P.
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。