高松市の電子部品メーカー「アオイ電子」は、液晶パネルを生産している大手電機メーカー「シャープ」の三重事業所(三重・多気町)で、半導体を組み立てる生産ラインの構築を進めていくことになったと発表しました。

アオイ電子が生産ラインを構築するのはシャープ三重事業所の第1工場で、半導体先端パネルパッケージの生産ラインを構築します。2026年中の本格稼働を目指していて、生産能力は月産2万枚を見込んでいます。

工場で生産されるのは次世代半導体で、高速大容量通信や次世代モビリティなどに使われます。アオイ電子ではすでにある工場を活用することで、生産ラインの早期構築、稼働ができるほか、シャープにとっては液晶パネル工場の生産能力の最適化、未利用・低利用となっている工場の活用ができるなどのメリットがあるとしています。

アオイ電子とシャープの2社は7月9日に基本合意書を締結していて、アオイ電子は工場を買い取るかどうか、今後、シャープと協議を進めていくことにしています。

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