(ブルームバーグ): 10日の東京株式相場は下落の見込み。前日に大幅高となった反動で利益確定の売りが先行しそう。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受けて米国景気の悪化が意識され、機械などの景気敏感株が売られそう。

いちよしアセットマネジメントの秋野充成社長
・きょうは前日の反動と上場投資信託(ETF)分配金の捻出売りで、日経平均株価が500円ほど下がってもおかしくない
・下げた局面で押し目買いが入る可能性があり、引けにかけて値を戻す動きになるかもしれない
・パウエル氏の議会証言では景気の悪さが強調されており、自動車、機械、半導体など景気敏感株を中心に売られそう
・一方、トランプ政権誕生への期待を背景とした日本株の上昇基調は続くだろう

背景

・パウエル議長、雇用市場のリスクを指摘-利下げ時期ヒント与えず
・パウエルFRB議長、大手銀の資本増強案見直しで当局の合意近い
・けさのドル・円相場は1ドル=161円台前半で推移、前日の日本株終値時点は160円90銭
・【要人発言】リスクはインフレだけではない-パウエルFRB議長

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