暑くてたまらない日に飲みたくなるのが、ビール。ただ、暑すぎると、ビールの消費を“冷やす”可能性もあるんです。

勢いよくそそがれる冷たい黄金色のビール。これがいま、飲めたなら…

都内のビアガーデンは、すでに夏本番さながらの賑わい。

「ビールの中に飛び込みたいですね」
「暑い中のビールは最高です」

きょう、大手飲料メーカーの発表会でも、冒頭はやっぱり“暑い”。

サントリー ビール本部 多田寅 本部長
「ビールにぴったりの暑い中、ご足労を…」

厳しい暑さが予想される今月から来月にかけて、サントリーはビールの売り上げを前の年より65%増やすと発表。

「ビールは、気温が上がるほどよく売れる」と言われますが、日本気象協会が公表しているビールが飲みたくなる度合い=「ビール指数」も、東京は100。

記者
「東京・豊洲です。手元の気温計は37度を示していて、日差しもジリジリと暑いですが、多くの方がお酒を片手に、バーベキューを楽しんでいます」

暑さのあまり、ビールに氷を入れて飲む人も…。しかし、この暑すぎる気温。ビールの消費を冷やすことになるかもしれません。

「サワーになっちゃいます。氷いくらでも入れられるから。ビールは氷入れられるけど、本来の味じゃなくなっちゃう」
「今がぎりぎり。これ以上暑くなると、一歩も(外に)出たくなくなる」

気温が35度を超える猛暑日になると、飲食店やレジャー施設では「客足が鈍る」とも言われていて、消費が伸び悩む傾向もあるとされます。

「暑すぎる夏は消費を冷やす」。ビール消費の雲行きは、夏の暑さにも左右されそうです。

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