5日朝の日経平均株価は、4万1100円台まで上昇し、取引時間中の史上最高値を更新しました。
(経済部・吉田貴司記者報告)
今週1週間で1000円以上上がっている流れが5日も続いて、およそ3カ月半ぶりに史上最高値を更新しました。
5日の日経平均は、午前9時すぎに取引時間中の最高値を超える4万1100円をつけました。その後は利益を確定する売りなどがあり、午前は4日より137円高い4万1051円で取引を終えました。
4日は2000以上の企業の時価総額から算出されるTOPIX=東証株価指数が史上最高値を更新。「デフレ不況から脱却した新たな局面だ」とする市場関係者の声がありました。こうした日本経済の先行きを見た買いも出ているとみられます。
ただ、実質賃金のマイナスが続くなど、足元の経済はまだまだ伸び悩んでいるとし、株価だけが伸びていると指摘するアナリストもいます。
株高を一人ひとりが実感できるような経済につなげられるか、日本経済が大きなターニングポイントを迎えています。
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