長野市の道の駅「信州新町」はジンギスカンなどの特産品や農産物を夜間に「無人販売」する取り組みを始めました。利便性の向上や食品ロス解消が狙いです。

道の駅「信州新町」。名物のジンギスカンに、地元パン店が作る牛乳パン、新鮮な農産物が並び連日多くの客が訪れています。

閉店時間が近づいた午後5時過ぎ、人気の道の駅ですがそれでも売れ残りの商品が。そうした商品を回収し、店舗の外に置かれた冷蔵のショーケースに並べ始めました。

(記者リポート)
「午後6時です。店舗はすでに閉まっていますが、こちらにあるパンや野菜といった商品は24時間購入することができるということです」

7月1日から始めた営業時間外の「無人販売」です。販売するのは人気のジンギスカンや牛乳パン、野菜など。冷凍品は自動販売機で、冷蔵品はショーケースに入れて販売します。

冷蔵品を買う場合はー

(記者リポート)
「まずはこの冷蔵ケースの中にある商品を選びます。選んだ商品の代金をこちらの料金箱に入れて完了です」

無人店舗のシステムを提供する兵庫県の企業と連携し、8月中旬まで需要を検証します。


道の駅 信州新町・高山隼さん:
「帰宅時に寄って買っていきたいけれども、その時間に店はやっていない。それに悩まれていたお客さまの救済。普段であれば売れ残ってしまう商品の食品ロス削減に寄与できるかどうかを検証したい」

初日の1日は牛乳パンが売れたということです。現在は防犯カメラを設置していますが、今後、一定のニーズが見込まれれば、さらに対策も強化し正式に導入することにしています。

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