食卓の名脇役、レタスが今とにかく安いんです。お買い得なレタス、それぞれのお好み食感を選ぶコツは重さにありました。

■レタスが安い!一玉「49円」も

 暑い時期でもおいしく食べられる、しゃぶしゃぶ。名脇役の一つが「レタス」です。

しゃぶしゃぶれたす 森悠介さん
「“お肉の甘み”と“レタスの甘み”がすごく相性がいいので、おかわりでも一番人気の商品で、多くのお客様に頼んでいただいている」

 お肉も野菜も食べ放題のお店。レタスは店の名前に入るほど欠かせない食材ですが、最近ある変化が。

森悠介さん
「最近は大きいものが届いていて、大きい分には助かります」

 仕入れ先の業者は「今、レタスの生育がいい」と話しているそうです。

 変化は大きさだけではありません。レタスの価格は1カ月ほど前から100円台を推移しています。3日前には1キロあたり124円と、4月に比べて200円近く下がりました。

 驚きの安さでレタスを販売する店も。都内にある青果店。レタスが飛ぶように売れていきます。そのお値段は1玉49円。


「レタスねー、キャベツがあるんだけど…」

 そう話すお客さんも、値札を見て思わず。


「安いねー」

 買っていきました。

レタスを購入した人
「きょうは特別“バカ安”でビックリしました」
「普段は買わないんですけど、きょうはしゃぶしゃぶにしようかな」

■例年以上の暑さ「生育良好」

 例年の半額ほどで販売しているそうですが、そもそもなぜ安いのでしょうか。

大権商店 森輝夫店長
「長野は高原で作っているので、生育的に夜涼しくて昼間暑いので」

 この時期、市場に出回るレタスの多くが長野産ですが、例年以上の暑さで生育が良好だといいます。

森輝夫店長
「寒暖差はしっかりあった方がいいものができます。いいものが安定供給されているので、それも低価格になっている要因」

■選ぶコツは「芯の太さを重さ」

 そこで、おいしいレタスの見分け方を聞いてみました。店長によると、ポイントは「芯の太さ」だといいます。

森輝夫店長
「(芯が)10円玉くらいのサイズの大きさを選んでもらって」

 芯が成長しすぎると「苦み」が出てくるそうです。そして…。

森輝夫店長
「あんまり重いのは駄目です。持った時に“重いの得したな”という感じはするが、バリバリしちゃってみずみずしさがあまりない」

 重いレタスに比べ、軽いレタスの方がふんわりと葉が巻き、柔らかく水分も豊富でおいしいといいます。

 農水省は、今月の出荷量は平年を上回り、その分、価格も安い状態で推移すると見込んでいます。

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