新たな国産の主力ロケットH3ロケット3号機が、鹿児島県の種子島宇宙センターからこのあと7月1日正午過ぎに打ち上げられます。

打ち上げ直前の現場から中継でお伝えします。

野平美奈子記者
「はい。お伝えします。種子島宇宙センターの上空は、雲が薄くかかっているものの
日差しが強く降り注ぐ天気となっています。H3ロケット3号機は、30日夜、組立棟から射点までの機体移動が行われ、約20分後の打ち上げに向け準備が進んでいます。
日本の新たな主力ロケットであるH3ロケットは2023年、初号機の打ち上げに失敗しましたが2024年2月の2号機は成功しました。

ただ、2号機の打ち上げは大型衛星を搭載していないテストフライトだったため、今回の3号機にはH3ロケットとしては初の実用衛星の打ち上げ成功の期待がかかっています。

搭載されているのは、三菱電機が製造を担った地球観測衛星だいち4号で、現在運用されているだいち2号の後継機として、様々な災害の監視や状況把握などを目的に開発されました。

だいち4号が運用されれば、観測幅と観測頻度が大きく向上し、より精度の高い情報を得ることが可能となります。

H3ロケット3号機は、このあと午後0時6分42秒に打ち上げられます。

以上、中継でした」

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