相続税や贈与税の税額の算定基準となる、土地の標準価格「路線価」が7月1日公表されました。
鹿児島県全体の路線価の変動率が2023年より0.7%下がり、32年連続の下落となっています。
鹿児島税務署によりますと、県内で調査対象となっている土地、3643地点の路線価の変動率は2023年と比べ0.7%下落し、32年連続のマイナスとなりました。
県内で最も路線価が高かったのは、鹿児島市東千石町の天文館電車通りで1平方メートル当たり92万円と、2023年の91万円から1.1%上昇しました。
県内の商業地では、天文館や鹿児島中央駅周辺での再開発事業を受けた需要が堅調で上昇がみられる一方、鹿児島市以外の商業地は人口の減少や郊外の大型商業施設への顧客流出などの影響で、下落傾向が続いているということです。
また、鹿児島市の住宅地では市電沿線の平たん地の需要が根強いのに加え、市南部の谷山地区でも土地区画整理事業が進み、戸建てや賃貸マンション用地としての需要が高まっているということです。
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