岩手県金ケ崎町のトヨタ自動車東日本岩手工場で4月17日、2023年から生産されている「レクサス」の新型車の生産ラインが初めて公開されました。
豊田章男会長も駆けつけ、県内をドライブした際のエピソードを語りました。
トヨタ自動車東日本が初めて生産を手掛けたレクサスブランド「LBX」は、岩手工場で2023年の秋から生産が始まり、12月からは日本とヨーロッパを中心に世界60カ国で販売されています。
17日は「LBX」の生産ラインが初めて公開されました。
運転席前のパネルを取り付ける工程では、「アクア」と「LBX」が同じラインを流れ、上級ブランドの「レクサス」の造り方に合わせた、より質の高い生産ラインとなりました。
また、「LBX」のために新たに作られた塗料の状態を確認するブースの工程は照明を増やし、より厳しい基準で行われています。
そして17日はトヨタ自動車の豊田章男会長(67)と、「LBX」の開発に携わった岩手県出身のレーシングドライバー・佐々木雅弘さん(48)によるトークイベントが行われました。
2人は約200人の社員などを前に、16日に「LBX」で雫石町をドライブしたエピソードを写真や映像を交えながら語りました。
レクサス開発ドライバー 佐々木雅弘さん(岩手県出身)
「(小岩井農場の)一本桜を見ていただいた」
トヨタ自動車 豊田章男会長
「この写真は、夫婦が写真を撮り合っていたので、私が『お撮りしましょうか』と言って撮ったときのもの。撮ったら『テレビで見たことがある人だ』と」
トヨタ自動車 豊田章男会長
「(岩手は)車造りにはいい道だと、あらためて感じた。ぜひラリー競技のようなものを計画していただくといいのでは」
その上で豊田会長は「岩手での車造りを通して日本を元気にしていきたい」と展望を語っていました。
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