国の認証試験で不正を行っていたダイハツ工業は、過去に生産していた車についても安全性が確認できたと明らかにしました。
ダイハツをめぐっては、不正の発覚を受けてすべての車種の生産・出荷を停止していましたが、ことし4月に現在生産する車種すべての安全性の確認が完了しています。
■過去に生産の車も7車種の安全性確認
ダイハツは、過去に生産していた車についても国の試験を改めて行い基準への適合確認を進めていましたが、25日、「ミラトコット」や「ムーヴ」、トヨタブランドの「パッソ」など、7車種の安全性が確認できたと明らかにしました。
■「グランマックストラック」など3車種に認証不正とは別の不具合 発覚
一方で、「グランマックストラック」、マツダブランドの「ボンゴトラック」、それにトヨタブランドの「タウンエーストラック」の3車種については、認証不正とは別の不具合が発覚したということです。
現時点で、この不具合による事故は把握していないということですが、ダイハツは速やかにリコールの準備を進めるとしています。
■「二度と不正を起こさない会社・体制構築に全力」と社長
オンラインの説明会で、ダイハツの星加宏昌副社長は「お客様に安心・安全を感じてもらうため、(不正を起こさないため新たに定めた)『3つの誓い』のもと、再発防止策を愚直に丁寧に推進し、二度と不正を起こさない会社・体制構築に全力を挙げる」と話しました。
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