リニア中央新幹線の工事に関連して山梨県内で行われているボーリングをめぐり、静岡県が山梨との県境付近での調査を認めたことを受け、静岡市の難波喬司 市長は「JR東海などとの合意内容を説明すべき」と述べました。
地質や地下水の状況を調べるために山梨県内で行われているボーリングをめぐっては、川勝平太 前知事が県内への影響を懸念し、県境付近での調査に難色を示していました。
しかし、鈴木康友 知事が新たに就任し、JR東海や山梨県との間で「大井川の水量が減った際、回復措置を取ることで合意した」として、6月18日には調査の実施を認めています。
こうした中、静岡市の難波喬司 市長は6月21日の会見で、「県に対して合意に至った経緯や理由について明らかにするべき」との認識を示しました。
静岡市・難波喬司 市長:
今まであれだけ「(静岡県の)水を引っ張るおそれがある」と言っていたのに、今回「これで大丈夫だ」と言うのであれば、専門知識がなくても「なるほどね」とわかるような説明をすることが必要では
また、難波市長はトンネル工事が与える環境への影響について市が設置した有識者会議での検討がかなり進んだとして、市の考え方を県の専門部会に伝えたい意向も明らかにしています。
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