50万人もの個人情報の流出があったLINE。運営元のLINEヤフーはきょう株主総会を開き、トップが陳謝しましたが、株主からは説明を求める声も聞かれました。

LINEヤフーの株主総会。

LINEヤフー 出澤剛社長
「今回の不正アクセスによる情報漏えいについて、株主・関係者の皆様に、多大なるご心配・ご迷惑をおかけしていることを深くお詫び申し上げます」

出澤社長は、50万人以上のLINEの利用者の個人情報が流出した問題を改めて陳謝しました。

情報流出の原因となったのはLINEの業務委託先で、韓国のIT大手ネイバー。LINEヤフーの親会社の株式をソフトバンクとともに50%ずつ持つ、大株主です。

総務省は2度の行政指導で資本的な支配を受ける関係のため、委託する業務の管理・監督が不十分だったと指摘し、資本関係の見直しなどを求めているのです。

この問題に株主も…

株主
「ネイバーとの関係をどうするか、それを一番聞きたかった」

出澤社長は…

LINEヤフー 出澤剛社長
「親会社同士の話ですので、当社が親会社の資本関係について決定できる立場にはありません」

資本関係の見直しについて、きょうの株主総会では親会社などに「要請している」と従来からの表現を繰り返すにとどめました。

韓国では市民による抗議活動にまで発展していて、今後も予断を許さない状況が続きそうです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。