2

 おにぎりを包むならラップ?それともアルミホイル?みなさんは、どちら派ですか?

■どちらが“おにぎり”のために?

 どちらが多数派なのでしょうか?

 2年前(2022年)に、大手ラップメーカーとアルミホイルメーカーが共同で行った「おにぎり総選挙」の結果では、ラップ派は1万4037票、アルミホイル派は2864票となり、ラップ派が圧倒的に優勢でした。

「おにぎり総選挙」の結果 この記事の写真

 ただ、大事なのは数ではありません。どちらが“おにぎり”のためになるのかも重要です。

 そこで、ラップ、アルミホイルのメーカーにそれぞれのメリットを聞きました。

 まずは、大手ラップメーカー「クレハ」に聞いたラップのメリットです。

ラップのメリット

 クレハによりますと「ラップで包んで握って、そのまま持ち運べる」「電子レンジで、そのまま温めることができる」とのことでした。

 一方、大手アルミホイルメーカーの「東洋アルミエコープロダクツ」に聞いたアルミホイルのメリットです。

アルミホイルのメリット

 東洋アルミエコープロダクツによりますと「包んだ時に適度な隙間ができるため、湿気が逃げやすく、お米とのりがべたつきにくい」とのことでした。

次のページは

■「おにぎり協会」の代表に聞く…理想の“スタイル”

■「おにぎり協会」の代表に聞く…理想の“スタイル”

 ラップ、アルミホイルのそれぞれにメリットがありますが、これでは決着がつきません。

 そこで、おにぎりのスペシャリスト「おにぎり協会」の中村祐介代表に理想の“おにぎりスタイル”を聞きました。

 その結果が、「ラップで握り、アルミホイルで包む」でした。

理想の“おにぎりスタイル”

 ラップで握ると素手よりも衛生的です。さらに、アルミホイルで包むと、湿気がこもりにくいため、お米の粒感が残りやすいということです。

 みなさんは、あすから“おにぎり”をどちらで包みますか?

 ちなみに、空気の逃げ道を作るように、ふんわりと包むのがポイントだそうです。

(スーパーJチャンネル「なるほど!ハテナ」2024年6月17日放送)

この記事の写真を見る
・「フランスパン」と「バゲット」違いは…材料、切り方ではなく 専門家に聞く“正解”・「流しそうめん」「そうめん流し」の違いは? 誕生の背景に人々の不満…発明者の思い・生ビールの“生”って何? ジョッキ・缶・瓶? 明確な基準があるんです!・“ある法則”で使い分け… ペットボトル、なぜいろんな形があるの? 飲み口にも工夫・蚊取り線香は何から作られているの? 殺虫成分は“白い花”だった…工場のぞき見!

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。