沖縄本島より西に100キロほど離れた久米島町の謝名堂で営業している「食堂とお惣菜 やま玄」。弁当の製造・販売を主に営業し、地域住民から親しまれています。
島内でも比較的珍しい野菜をメインとした種類豊富な弁当に、日曜限定の焼き菓子やこだわりパンは、女性客や高齢者から評判が高く、リピートする方も多くいます。
久米島は別名「マグロの島」と呼ばれるほど、県内有数のマグロ漁場です。一般人にもパヤオ(浮き魚礁)が開放されており、全国的にもマグロ釣りのメッカとして知られます。
しかし、マグロ釣りを楽しんだ後、県外へのお土産として気軽に持ち帰れないのがネックでした。そこで島内の漁師とつながりの深い杉本寿子代表が、市場で出せない規格外のマグロを活用したお土産品を作りたいと考えたのが、商品開発のきっかけです。
「久米島燻製(くんせい)マグロ」は、久米島近海で釣り上げたマグロに塩と砂糖でシンプルに下味を付け、久米島産カンヒザクラの削りくずを燃やして燻製調理しています。水揚げ直後に加工し、ひとつひとつ手作業にこだわっています。
風味豊かな味わいとしっとり食感が特徴の燻製マグロを、ぜひご賞味ください。
(久米島商工会・渡慶次李奈経営指導員)
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食堂とお惣菜 やま玄 久米島町字謝名堂37、電話098(985)8303。
(写図説明)久米島燻製マグロ(提供)
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