認証不正問題が起きたダイハツ工業。新たな経営方針が発表されました。

 (ダイハツ工業 井上雅宏社長 4月8日)「グループの中でのダイハツの役割と責任を再定義し、国内・海外のステークホルダーの皆様に幸せを量産し続けること、それがダイハツへの信頼を回復する手段であると考えております」

 ダイハツ工業の新たな経営方針によりますと、今後は経営の中心を「軽自動車」とし、EV(電気自動車)にも取り組むとしています。

 また、開発の負担が大きく認証不正の要因とされる小型車事業については、今後、親会社のトヨタ自動車が開発から認証まで責任を持ち、ダイハツが委託を受ける体制に見直すということです。

 (トヨタ自動車 中嶋裕樹副社長)「ドライな関係から少しウェットな関係に。その結果、我々も学べるところがたくさんあると思いますので、お互いが強くなってお客様によりよい商品を届けることがベストな回答ではないかと思っています」

 また、トヨタの中嶋副社長は、両社の人材交流をさらに活発にする考えを強調しました。

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