乗り換え案内サービスのジョルダン(東京)は12日、沖縄都市モノレール「ゆいレール」で使える新たなデジタル乗車券を開発し、同社が運営するアプリ「乗換案内」で販売を始めた。スマートフォンに交通系ICカードのアプリをダウンロードしていても、デジタル乗車券を利用できる全国初のサービス。(政経部・大城大輔)
デジタル乗車券は一般にオンラインで購入し、スマートフォンに表示されるQRコードを改札機にかざし通過する。
他社を含む従来のデジタル乗車券は、交通系ICカードのアプリをダウンロードしていると、改札機で交通系ICカードが先に反応してしまい使えないことが全国的な課題だった。ジョルダンは干渉されないシステムを開発した。
アプリ「乗換案内」のダウンロード数は4200万件で、月間の利用検索回数は2億5千万回。ゆいレールのデジタル乗車券は月1千万円の販売を目指す。
ジョルダンの佐藤俊和社長は「デジタル乗車券の普及で、新しい街歩きのスタイルができれば。観光客だけではなく、県民の利便性向上にもつながる」と話した。
当日乗り放題乗車券(650円)、24時間乗り放題乗車券(800円)、48時間乗り放題乗車券(1400円)に加え、新たにオフピーク乗り放題乗車券(500円)の4種。オフピークは平日午前10時~午後4時に何度でも利用できる。
特別キャンペーンとして24時間乗り放題のデジタル乗車券を600円で3千枚を限定販売する。
新たなデジタル乗車券は、同社と沖縄都市モノレール、自動改札機を提供する日本信号、決済事業者の琉球銀行が連携した取り組み。
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