鳥取県と関西を結ぶ「特急スーパーはくと」で迷惑な事態が発覚しました。2023年12月に登場したラッピング列車「名探偵コナン号」の車内から、コナンくんがプリントされた座席のカバー約30枚がなくなっていることが分かりました。乗客が持ち帰ったとみられ、ラッピング列車を企画した鳥取県も深刻な事態として受け止めています。
2023年12月に運行を始めた特急スーパーはくとの「名探偵コナン号」。出発式では、鳥取県の平井知事などがテープカットをしてデビューを祝いました。
車体には、人気まんが「名探偵コナン」のおなじみのキャラクターたち。車内にもコナンワールドが広がります。
2025年に開幕する「大阪・関西万博」をきっかけに、関西経由で国内外から観光客を呼び込もうと登場した「名探偵コナン号」。平均乗車率は約40%と好調な滑り出しですが、実はある困ったことが起きていました。
鳥取県・平井知事(11日の定例記者会見)
「非常に困っている。残念なマナーの問題…」
平井知事が困惑した「残念なマナー」とは…。
平井知事
「枕のところのシートカバーを持って帰る人がいる」
座席のヘッドレストにかけられているランドセルを背負ったコナンくんがプリントされたカバーが、これまでに約30枚なくなったというのです。
車両を所有する智頭急行によると、乗客が持ち帰ったとみられるということです。
平井知事
「持ち帰らないように、多くの人が使えるように大事に置いておいてほしい」
鳥取県警によると、列車の備品を持ち帰る行為は窃盗にあたり、懲役10年以下または50万円以下の罰金が科せられる可能性があるということです。
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