4月1日に鳥取県若桜町、自転車に乗っていた高齢の男性が用水路に転落し死亡した事故を受けて、警察や交通安全協会などの関係者が16日に、再発防止に向け、現場の状況を点検しました。
事故は、若桜町赤松の県道で4月1日午後9時半ごろに発生、自転車に乗っていた近くに住む76歳の男性が、道路脇の用水路に転落、深さ約5センチの水に顔がつかり窒息死しました。
この事故を受けて、郡家警察署や地元の交通安全協会の関係者など10人が16日に道路や用水路の状態などを点検しました。
その結果、男性が転落した場所はガードレールの切れ目にあたり、夜間には道路と用水路の境目がわかりづらいことが指摘されました。
また、自転車に乗っている際のヘルメット着用を改めて呼びかけることや、薄くなった道路の区画線を引き直すことなど、再発防止に向けた意見が出されました。
鳥取県交通安全協会郡家地区協会・中村友衛副会長
「若桜町は、15年間死亡事故がゼロだったので本当に残念で悲しく思います。
改めて高齢者の自転車の講習会大事だと思う」
郡家警察署・魚嵜一宏地域交通課長
「特に夜間は暗い中を走りますので、ヘルメットの着用、明るい服装を心がけていただく。いつも以上にハンドルを握るときは安全運転を心がけていただければ」
今回の点検をふまえ、警察は自転車講習会の開催や戸別訪問などを通じて、町民に改めて安全運転を呼びかけることにしています。
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