働き方改革に伴うドライバー不足を補うため、太白区の長町インターチェンジ隣に自動運転のトラックも出入りできる新たな物流拠点が整備されることになりました。

整備するのは大手デベロッパーの三菱地所で、7日は仙台市と地権者の団体と覚書を取り交わしました。計画によりますと、この拠点は仙台南部道路の長町インターチェンジに直結する形で、2030年前半を目途に整備され、自動運転トラックが一般道に降りずに出入りできます。敷地面積は11万平方メートルで、自動運転トラックと有人トラックの荷物の受け渡しが行われ、およそ2800人の雇用も生まれると想定されています。

物流業界をめぐっては、ドライバーの残業時間の規制や人手不足による輸送力の減少が懸念されていて、県内でも2030年には現在の4割近くの荷物が運べなくなるとの試算が出されています。

三菱地所 中島篤執行役社長
「トラックドライバーの不足という深刻な社会問題の解決、ひいては日本の経済成長、そして国民生活を持続的に支えるような強い物流の施設、物流ネットワークの構築に寄与すると考えております」

三菱地所は関西や中京、関東にも同様の拠点の整備を進めていて、太白区に整備される施設は東北エリアの拠点と位置づけられています。

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