社会の「困った」を解決に導く、最新のドローンが集まった。

5日から始まった、日本最大規模のドローン展示会の会場で行われていたのは、ドローンサッカーだ。
ドローンサッカーは、年齢や性別は関係なく、操縦技術と戦略を競う。

オーイーシーの野崎浩司上席執行役員は、「ドローンを操縦する人口をもっと増やしたいという思いと、ドローンの認知度を上げていきたい。こういう競技を通じてみなさんに広く知っていただければ」と話した。

他にも、国家資格の実地試験の練習を、自宅でもできるように開発された手のひらサイズのドローンや、全長6メートルの巨大ドローンなど、ドローンの裾野(すその)を広げることを目指した展示があった。

巨大ドローンは、一度に200kgの荷物を積んで、最長2時間飛行することができるという。
もはや、空飛ぶ軽トラックだ。

三菱重工・民間機セグメントの間畠真嗣主席技師は、「道路がなくても物資を一度に200kg運べるということで、被災地への支援にも役立つと考えております」と話し、離島や山間部などでも活躍が期待されている。

展示会には、困っている人の声から生まれた“除雪ドローン”もあった。

開発のきっかけは、水上ドローンの実証実験を行った山形県で、「毎日雪が降って、毎日除雪しなきゃいけないから、除雪してくれないか」と、言われたことがきっかけだという。

エバーブルーテクノロジーズの野間恒毅代表取締役CEOは、「そんなに困っているんだったら、われわれも取り組んでみようということで、この除雪ドローンの開発に至った」と話した。

最新鋭、そして人に寄り添ったドローンが集結した展示会「Japan Drone 2024」は、6月7日の金曜日まで行われる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。