リニア中央新幹線のトンネル掘削工事で、岐阜県瑞浪市の井戸などの水位が低下した問題で、JR東海の丹羽俊介社長が6月4日、岐阜県庁を訪れ、報告が遅れたことについて謝罪しました。
JR東海の丹羽俊介社長：
「水位低下が発生しておりまして、地域にお住まいの皆さまに大変なご心配・ご迷惑をおかけしているところでございます」
岐阜県庁を訪れたJR東海の丹羽社長が切り出したのは、2024年2月以降、瑞浪市でリニアのトンネル工事が原因とみられる水位の低下が確認された問題です。
JR東海は、瑞浪市に対しては2月のうちに報告をしていましたが、県への報告は5月に入ってからでした。古田知事は会見で、この報告の遅れに不満を表明していました。
JR東海の丹羽俊介社長：
「これは私どものご報告が遅れてしまったということであります。至らない点があったということで、申し訳ない気持ちをお伝えいたしました」
県とJRは、今後は専門家の議論をもとに対応を進めることなどを確認したということです。
丹羽社長は6月5日、静岡県庁を訪れ、鈴木康友新知事と初めて面会する予定で、リニアの工事の前進に向けて一つの山場となりそうです。
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