鳥取県と山陽を結ぶ第三セクター鉄道・智頭急行が、特急「スーパーはくと」に新型車両を導入する方針を明らかにしました。ハイブリッド方式も視野に、早ければ4~5年後の導入を目指します。
山陰と関西を結ぶ特急「スーパーはくと」は、1994年の智頭急行開業とともに運行を始め、現在も開業当初からの車両が使用されています。導入から30年が経過し、老朽化が進んだことから、車両を所有する智頭急行が新型車両の導入を検討しているということです。
3日に開かれた智頭急行の株主総会で西尾社長が報告し、早ければ4~5年後の導入を目指す考えで、今後JR西日本などと協議を進めることにしています。智頭急行は、新型車両について、環境への配慮からハイブリッド方式も視野に検討していますが、最高速度が時速120キロにとどまり、スーパーはくとと同じ130キロで走行可能な車両の開発が課題だということです。
一方、智頭急行の2023年度の決算は、新型コロナの影響が収まり、回復基調にある観光需要などが後押しし、コロナ禍前の2019年以来となる4年ぶりの黒字となりました。
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