3日の日経平均株価は、先月31日の終値から247円高でよりつくと、上げ幅は一時500円を超え、3万9000円を上回る場面もありました。
その後は伸び悩みましたが、終値は3万8923円となり、435円高で取引を終えました。
大幅な続伸となった要因は…。
三井住友DSアセットマネジメント 市川雅浩氏
「銀行などの金融セクター、こういったところの割安株が買われて、日経平均を押し上げていたというような動きも確認されています」
中でも目立ったのが、メガバンク株の上昇です。
市川氏
「(メガバンクは)軒並み大きく上昇してまして、1〜2%上昇とか、3%上昇とか、比較的大きな動きが確認されています。国内の長期金利が高止まっていますので。銀行としては貸出金利の引き上げができるということになるので、銀行の収益が伸びるという見方が強まりやすいということは言えると思います」
今後の日本株は、7日に発表されるアメリカの雇用統計がポイントになりそうです。
市川氏
「雇用者数や失業率、平均需給の数字から、アメリカの労働市場の緩やかな減速が確認できるか。労働市場の緩やかな減速が確認されれば、インフレ鎮静化の期待からアメリカの長期金利は低下し、アメリカ株は上昇。日本株も連れ高となることが予想されます。反対に、労働市場の底堅さが確認されれば、アメリカ株は下落。日本株も連れ安となることが予想されます」
(「グッド!モーニング」2024年6月4日放送分より)
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