自動車を量産する時に必要な認証を巡って新たに大手5社で不正が見つかり、車の信頼性を揺るがす事態が広がっています。

トヨタ 豊田章男会長
「本当に申し訳ございませんでした。こうした行為は認証制度の根底を揺るがすものであり、自動車メーカーとして絶対にやってはいけないことだと考えております」

 トヨタは2014年から2024年4月までに生産された7車種約170万台で不正がありました。

 現在も生産中の「カローラフィールダー」など3車種は出荷や販売を停止したということです。

 マツダは5車種の合わせて15万台余りが不正対象で、今も生産をしている2車種については先月30日から出荷を停止しています。

 過去に生産した22車種約430万台で不正が見つかったホンダでは、エンジンの出力の数値を個人の裁量で書き換えるなどしていたということです。

 また、スズキの自動車やヤマハの二輪車でも不正が確認されましたが、5社とも再検証を行い、安全性などの基準は満たしているとのことです。

 国土交通省は4日、トヨタ本社に立ち入り検査するほか、各メーカーも順次、調べていく方針です。

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