6月から一人あたり年間で1000円が徴収される森林環境税は、森林の整備を目的として林業の担い手の育成などにも使われる。

福島県郡山市の「林業アカデミーふくしま」は、県内の林業の担い手を育てる施設で、10代から30代までの14人が1年間の長期研修にのぞんでいる。
60年以上前には1万4000人あまりいた福島県の林業の担い手たち。それが現在では約7分の1にまで減少している。(昭和35年度1万4236人、令2年度2192人)

林業アカデミーでは、受講生の資格取得の費用や外部講師への謝礼金などに財源を活用する。

福島県によると林業の仕事に就いた人は4年連続で増えていて、福島県林業研究センターの藤原浩幸副所長は「若い方が就いて頂けるような業界になっていけるのではないかなと思っております」と新たな税金が後押しになることを期待している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。