国土交通省は、ダイハツ工業などによる車両認証試験での相次ぐ不正を受けて実施した自動車メーカーなどの内部調査で、トヨタなど5社から不正行為が報告されたと明らかにしました。

 国交省によりますと、5月末の時点で不正行為が報告されたのは、トヨタ自動車、本田技研工業、マツダ、ヤマハ発動機、スズキの合計5社です。

 5社は、自動車の大量生産に必要な型式指定の認証試験で、虚偽データの提出や試験車両の不正加工などを行っていたということです。

 国交省は5社に対して立ち入り検査を実施し、不正行為の事実関係などの確認を行うとしています。

 車両の認証試験を巡っては、トヨタグループのダイハツや豊田自動織機で不正が相次いだことから、国交省が完成車や装置メーカーなど85社に型式指定の申請における不正の有無などを調べるよう求めていました。

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