国民生活センターは自転車の後部座席に乗った子どもが体をはみ出して障害物に接触し、骨折するなどの事故が相次いでいるとして注意を呼び掛けました。

 国民生活センターの発表によりますと、2019年度以降の5年間で自転車の後部座席に乗った子どもの事故は207件報告されていて、体をはみ出して障害物に接触した事故は37件でした。

 そのうち18件は骨折する重傷でした。

 保護者の運転する自転車が曲がる際、ポールに接触して6歳の男の子が太ももの骨を折って2カ月間、入院したり、7歳の女の子が電柱に接触して太ももの骨を折り、手術したケースもありました。

 また、ヘルメットをかぶっていない5歳の男の子が身を乗り出して電柱に頭をぶつけ、4針縫った事故も確認されています。

 後部座席の子どもは大人の背中で視界が遮られてほとんど前が見えないことから、国民生活センターはシートベルトやヘルメットを適切に装着させるとともに体をはみ出さないよう子どもに声を掛けるよう注意を呼び掛けています。

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