バランスの良い食生活を送るためには欠かせない野菜ですが、5月に入り旬を迎えたキャベツやブロッコリーの高値が続いているようです。こうした野菜の高値はいつまで続くのでしょうか?静岡市内の青果店を取材しました。
野菜の高騰が家計を直撃
静岡市葵区の青果店「カネタツ」。5月に入り、野菜の価格が大きく値上がりしました。
カネタツ・服部 辰三 取締役:
ブロッコリーに関しては(去年より)200円以上高くなって、キャベツはもっと。300円から400円くらい高くなっていますね。3月 4月の低温と、雨が多かったという影響があると思います。そして変に暖かくなって、成長している最中に傷んで商品にならないものが出てしまう、そういう影響もある
買い物客:
野菜は高いですね。なんでも高くなりましたね。会計になるとやっぱり違いますね。2000円、3000円ぐらいは(以前と)違いますね
平年の2倍以上に高騰したキャベツ。しかしピークは超え、価格は落ち着く兆しがあるといいます。
高値のピークは越えて下がる?
弦間 彩華 アナウンサー:
近頃野菜、特にキャベツの価格高騰が叫ばれてきましたが、こちらの青果店では現在先週より100円ほど安くなっています
カネタツ・服部 辰三 取締役:
産地がちょうど切れ間に入ったところもある。これからある程度(次の)産地も出荷できる状態になってくるので、たぶん(値段は)下がると思います。下がらないとうちも困りますから
今後は静岡県産のきゅうりやトマト、ナスなど夏野菜の出荷が増え価格も下がる見込みだということです。
取材した青果店「カネタツ」では、28日のキャベツの価格は変わらずということでしたが、1玉1玉が大きくなり、質が良くなってきているとのことでした。
キャベツの価格推移は、ゴールデンウィーク後半に 一時的に平年を下回ったものの、その後400円近くまで上昇し、このところ少し落ち着いて来ている状況といえそうです。
何故このように高騰しているのかについて、カネタツの服部さんは「3月 4月の低温と、雨が多かったこと」「暖かくなって、成長している最中に傷んで商品にならないものが出たこと」などの影響があるのではと話していました。
キャベツ以外も主な野菜は平年より高めに
農林水産省はキャベツやにんじんなど、主な8種類の野菜の店頭での価格について全国470カ所で毎週 調査しています。
この調査によると(5月20日週)8種の野菜のうち “ばれいしょ”以外はどの野菜も平年より高くなっています。中でもキャベツは平年に比べ約2倍の高値となっていて円安に物価高のいま、家計には大きな痛手といえそうです。
一部は出荷量も増え値段も下がる
今後の野菜の価格の見通しについてカネタツの服部さんは「産地が変わるタイミング、値段下がっていくのでは」と言っていました。
特に今後は県内産のきゅうりやトマト、ナスなど出荷が増えるので単価も下がる見通し
だそうです。
―西原さん、天候の影響はどうしようもないですね?
総務省地域力創造アドバイザー・西原 茂樹さん:
異常気象とかはどうしようもないね。でもトマト きゅうり なす などは家庭でも作れるので物価高対策としてやってみるのも良いと思います
―斎藤さん、これから猛暑の影響も心配ですよね?
お笑い芸人・斎藤 司さん:
本当にもう、根っこまで食べるしかないですね。もったいなくて捨てるわけにいかない
猛暑も心配ですが、野菜や果物などの価格が安定してくれることを期待したいです。
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