中部電力とその子会社が、東邦ガスと談合を繰り返した不祥事をめぐり、中電は28日、元取締役の男性に損害賠償を求めて提訴することを明らかにしました。
中部電力と子会社の中電ミライズは、2016年から約4年半にわたり、企業向けのガスの販売でライバルの東邦ガスと受注を割り振るなどの事前の調整を繰り返したとして、公取からあわせて2678万円の課徴金納付命令を受けました。
中電は28日、当時販売カンパニーの社長を務めた清水成信元副社長に、違法行為を認識しながら是正しなかった責任があるとして、7000万円ほどの損害賠償を求める訴えを起こすと明らかにしました。
中電は「お客様や株主などの信頼を大きく損なう事案であり、会社として厳正に対処する必要があると判断した」としています。
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