今、コメの値段が上がっていて、銘柄によっては販売価格が去年に比べて倍ほどになっているものも。原因は、去年の猛暑で不作だったことや、“コロナ明け”でインバウンドや外食産業が回復し需要が高まっていることなどがあるようです。各現場のコメ事情を取材しました。
大阪市北区の「おにぎり ごりちゃん中崎町店」。数あるメニューの中で1番人気は「すじこ+さけ(700円 税込み)」。にぎりたてをそのまま店内で食べられるとあって、外国人観光客をはじめ、お昼どきは大盛況です。繁盛するおにぎり店で最近のお悩みというと…
(ONERISE マネージャー・谷川泉さん)「(Q何か困っていることは?)おコメの高騰。おコメの価格が上がっていること。(Qどうして値段が上がっている?)インバウンドの需要でおコメの消費量が増えているのと、物流のコストが全部上がっているので、全部かけ合わさっておコメの価格が上がっています」
(客)「子どもも食べるようになってきたので、コメが高いのは困るなと」
街のおコメ屋さんを訪れてみると、価格は確かに高騰しているといいます。
(西川米穀店 西川信一さん)「去年の猛暑によるコメ不足が1つ目、それから物価が上がってますので、比較的安価である食品のコメの需要が増えている。3つ目はコロナが落ち着いて外食産業が活発になってきたのが大きいと思います」
今、コメの店頭価格は1.3倍以上。銘柄によっては2倍近くに。
滋賀県守山市の近江米農家でも去年、猛暑の影響で収穫量は減ったといいます。
(近江米農家 林重樹さん)「(去年は)おコメが白くなったりおコメが割れたり、一等米がなかなかとれない。二等米三等米になってしまって、その分収入が減る。(Q暑さ対策は何か?)今年は逆に早く植えてみようかなと。2週間は早めに(4月中旬に)田植えしました」
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