24日、前の日より457円安い3万8646円で取引を終えた日経平均株価。
しかし、その後のアメリカ市場でナスダック指数が上昇したことで、日経先物は買いが優勢となり、前の日より200円高い3万8800円で終えました。
三井住友DSアセットマネジメント 市川雅浩氏
「アメリカ株の上昇のきっかけになったのが、ミシガン大学が公表している5月の消費者信頼感指数です。インフレ予想から、速報値から下方修正されたので、インフレ加速に対する警戒が和らいで、株式市場に安心感が広がって、押し目買いという形で、米株上昇という動きになったと思う」
今週も引き続き、アメリカのインフレ動向を占う指標の発表が相次ぎます。中でも重要なのが、31日に発表されるPCE=個人消費支出の価格指数です。
アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会も、金融政策を判断するうえで重視している指標です。
市川氏
「このPCEでインフレの落ち着きが確認されれば、早期利下げ期待からアメリカの長期金利は低下し、アメリカ株は上昇。日本株もつれ高となることが予想される。日本株にも影響が及ぶ可能性が高いので、今週は非常に注目が高まっている」
(「グッド!モーニング」2024年5月27日放送分より)
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