G7(主要7カ国)の財務相・中央銀行総裁会議が25日、イタリアで2日間の日程を終え閉幕し、中国の過剰生産を名指しで批判する共同声明を発表した。

共同声明では、中国の企業が工業製品を過剰に生産することで安すぎる製品が出回り、世界経済が混乱することに対して、「懸念を表明する」と中国を名指しで批判した。

鈴木財務相「世界的に公平な競争条件を確保するため重要なことなので、非市場的政策・慣行や過剰生産能力につながる歪曲(わいきょく)的な政策に対処するための協力を強化することで一致しました」

また、為替市場については、過度な変動は金融の安定に悪影響とした「G7での合意を再確認する」と明記した。

日銀の植田総裁は、会見で「物価と金融の安定が、持続可能でバランスのとれた経済成長の前提条件という認識が共有された」と強調した。

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