イタリアで開かれたG7=主要7か国の財務相・中央銀行総裁会議が閉幕しました。採択された共同声明では、制裁のため凍結したロシアの資産をウクライナ支援に活用する方法や、為替の安定について言及されました。

G7=主要7か国の財務相・中央銀行総裁会議には日本から鈴木財務大臣と日銀の植田総裁が出席しました。

会議では、ウクライナに侵攻しているロシアへの経済制裁のために凍結したロシアの資産をどのようにウクライナの支援に活用するかについて話し合われました。

共同声明には、ロシアの凍結資産から得られる「特別な利益をウクライナのために解放する潜在的な方策について議論を前進させている」と明記され、G7各国は6月に行われるG7サミットに向け、具体的な仕組みなどについて調整を続けます。

一方、外国為替市場で歴史的な円安水準が続く中、為替については…

鈴木俊一 財務大臣
「為替レートの過度な変動や無秩序な動きは、経済および金融の安定に対して悪影響を与えうるとの認識を含む為替に関するコミットを再確認」

「為替の過度の変動が経済に悪影響を与えうる」との過去のG7の合意を再確認したということです。

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