百貨店各社が今年2月までの1年間の決算を相次いで発表しました。円安を追い風に外国人観光客の消費が増え、好調な業績となりました。

 高島屋は、本業のもうけとなる営業利益が33年ぶりに過去最高となりました。

 円安によって、ラグジュアリーブランドなどの高額品の免税売り上げが好調でした。

 大丸松坂屋を運営するJフロント・リテイリングは増収増益となりました。

 こちらも免税売り上げがコロナ前の2019年度を12%上回って過去最高でした。

 松屋は、外国人旅行客が多数訪れる主力の松屋銀座で、売上高が1991年度以来32年ぶりに過去最高を更新しました。

 各社とも円安が業績アップに大きく影響したことから、今後の為替状況を注視しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。