消費者庁は23日、「機能性表示食品を巡る検討会」の最後の会合を開催し、今後のあり方についての報告書案を発表した。

3月に発生した小林製薬の「紅麹」をめぐる問題を受けて、報告書では、
▼機能性表示食品を販売した事業者による健康被害情報の収集と行政機関への情報提供の義務化
▼サプリメント形状の機能性表示食品は、法令で定めた製造工程管理の指針「GMP(適正製造規範)」に従うことを義務化
などの提言が盛り込まれた。

また、検討会では、小林製薬の問題を受けて行った機能性表示食品の緊急点検の最終報告も公表された。

健康被害情報は、31製品82件で、被害との因果関係が「否定できない」ものが21件だった。

検討会からの報告書案を受けて、消費者庁は制度の見直し案を来週中に取りまとめる予定。

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