博覧会協会は、2024年3月28日に万博会場内のグリーンワールドのトイレ建設現場で発生した火災について、施工業者が未報告だった損傷個所があったことが判明したと発表しました。
当時は、爆発があったあと、消防へ通報したのが、発生から『4時間半後』となっていましたが、今回、未報告だったことがわかった損傷個所は、発生から『53日後』おとといの5月20日に施工業者から博覧会協会に対して報告があったということです。
これまでの損傷は、床のコンクリート約100平方メートルとされていました。今回判明した新たな損傷個所は、▼屋根材の損傷として10か所のへこみ、▼基礎梁部のスリーブ(筒)で2か所の変色がありました。
これらの損傷は、爆発当日に消防と施工業者で検査した際に、副所長以下の現場レベルでは把握されていたということですが、その場に立ち会っていなかった工事責任者(所長)には報告があげられていませんでした。
その後、同じ現場で所長と副所長らが一緒になることもあるも、屋情報は共有されず、結果として博覧会協会への連絡窓口だった所長が知らないままで、協会に連絡されることはなかったということです。
施工を担当している鹿島建設はMBSの取材に対し、「たいしたことではないと思っていた。隠そうとしたわけではない」と損傷を報告しなかった理由について、回答しています。
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