霧島連山の硫黄山の噴出物の影響で、えびの市を流れる川の水質が悪化している問題を受けて、宮崎県の河野知事が水質改善施設を視察しました。

えびの市では、硫黄山からの噴出物が流れ込む赤子川の水質が悪化し、岡元地区を中心に159戸の農家が今シーズン稲作を断念しています。

この問題を受けて、20日、河野知事がえびの高原にある水質改善施設を視察。担当者から、硫黄山の噴出物が去年12月から増加していることや、想定を超える噴出物が流入したことで施設の処理能力を上回り、下流の水質が酸性化していることなどの説明を受けていました。

この後、えびの市の村岡隆明市長から、当面の対策や国への予算確保の働きかけなどを求める要望書が手渡されました。

(河野俊嗣知事)
「当面、定期的にしゅんせつを行ってその機能をなるべく保ちながら、代替水源を設けるという議論も長期的には必要になってくると思います。」

また20日は参議院の松下新平議員も視察に訪れ、「特別措置法も含めて、国としての支援を早急に取っていきたい」とコメントしました。

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