大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告が、ロサンゼルスの裁判所に出廷しました。
実刑判決となった場合、水原被告はどのような刑務所に収監されるのでしょうか?
■水原被告は「レベル1か2になるのでは」
アメリカの刑務所はレベル1〜5の「5段階」に分類される この記事の写真前提として、アメリカの刑務所はレベル1〜5の「5段階」に分類されます。レベルが上がるにつれ、セキュリティーのレベルも高くなり、最もレベルが高い「レベル5」には、いわゆる凶悪な犯罪者が収監されています。
では、水原被告はどのレベルに該当するのでしょうか?村尾卓哉弁護士に聞きました。
村尾弁護士「レベル1か2になるのではないか」村尾弁護士は「暴力を伴わない経済犯罪であることや、過去に犯罪歴がないとみられることから、レベル1か2になるのではないか」と話します。
次のページは
■刑務所内で…ギャンブルも■刑務所内で…ギャンブルも
刑務所内で、ギャンブルが行われている所もでは、刑務所の中はどうなっているのかを見ていきます。
「レベル1」の施設ですと、テレビの視聴も可能で、買い物も一部認められているそうです。比較的、自由な生活が送れる施設もあるということです。
そして驚くことに、アメリカの犯罪学の専門家、イースト・カロライナ大学のミッシェル・L・マルキン博士によりますと、刑務所内でギャンブルが行われていることもあるそうです。
マルキン博士「ギャンブル依存症の対策が二の次になってしまうケースが多い」そうした環境の中で、水原被告は「ギャンブル依存症」の更生はできるのでしょうか?
マルキン博士は「難しい」と話します。
その理由については、「ギャンブルができるという環境であることと、アメリカの刑務所の傾向として薬物依存症への対策が優先されて、ギャンブル依存症の対策が二の次になってしまうケースが多い」と説明します。
そのため、マルキン博士は「依存症を克服できるかは、水原被告しだい」だとしています。
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年5月15日放送)
この記事の写真を見る鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。