ロシアの隣国ジョージアでは外国からの資金提供を受ける団体を規制する、いわゆる“スパイ法案”に対する抗議デモが続いていて、13日はアメリカ人やロシア人を含む参加者20人が拘束されました。

ロシアメディアによると、ジョージアでは外国から20%以上の資金提供を受ける団体を事実上のスパイとして登録することを義務づける法案の審議が最終段階に入っていて、今週中にも議会で採決が行われる見通しです。

このため、13日には首都・トビリシの議会周辺で抗議デモが行われていましたが、参加していた20人が治安当局に拘束されました。拘束された中には、アメリカ人2人とロシア人1人が含まれていたということです。

法案をめぐっては、ジョージアの市民の間でロシアが同様の法律で政権に都合の悪い団体の活動を制限してきたとの反発が根強く、野党側はEU=ヨーロッパ連合への加盟を目指す中で採決は支障になるとして抗議デモを呼びかけています。

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