国連総会がパレスチナの国連加盟を支持し、安全保障理事会に再検討を求める決議案を賛成多数で採択しました。

 10日に採択された決議案は、国連に投票権のない「オブザーバー国家」として参加しているパレスチナの国連への正式加盟を支持し、安保理に再検討を求めるものです。

 圧倒的な賛成多数のなか、アメリカやイスラエルなど9カ国は反対し、25カ国が棄権しました。

 イスラエルの国連大使は国連憲章をシュレッダーで破棄し、抗議しました。

 パレスチナは先月、正式加盟を申請しましたが、安保理による決議でアメリカが拒否権を行使し否決されていました。

 パレスチナの正式加盟は今後、安保理で再び協議されますが、加盟は不透明な状況です。

 一方、イスラエル政府がガザ地区最南部ラファでの軍事作戦の拡大を閣議決定したとアメリカのニュースサイト「アクシオス」が報じました。

 休戦交渉が難航するなか、ハマスへの圧力をさらに強めることになります。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。