イギリス政府はスパイ活動をしていたとして、ロシアの駐在武官を国外退去させると発表しました。

 イギリス政府は8日、国内でスパイ活動をしていたとしてロシアの駐在武官を国外退去させるほか、ロシアが諜報活動に利用していたとみられる複数の施設を「外交拠点」から除外すると発表しました。

 イギリスメディアによりますと、イギリスがロシアの駐在武官を国外退去させるのは冷戦終結後、初めてだということです。

 イギリス政府はまた、ロシアの外交官がイギリスに滞在できる期間に上限を設けるなど、外交ビザの効力に制限を設けることも決定しました。

 クレバリー内相は「ロシアに対して抑止のための強いメッセージを送り、イギリスを脅かすロシアの諜報機関の能力をさらに低下させるための措置を取る」とコメントしました。

 イギリスでは最近、ロシアのためにスパイ活動をしていたとみられるブルガリア国籍の6人が起訴されたほか、国会議員へのサイバー攻撃などが相次いでいて、イギリス政府はロシアが関与しているという見方を示しています。

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